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米津ケアマネの『人生はドラマじゃない』film.10

2023.08.14

 

かつて映画監督を目指し、現在は主任介護支援専門員としてケアマネジメントをおこなうあいむのケアマネジャー米津。映画や音楽、ドラマに描かれたものと社会との結びつきから、現代の課題を紐解きます。

 

 

film.10 「視点」

 

🎬京都医健で相談援助技術を教えて 10年を迎えた。1コマ90分。これを 年間60コマ。1年で90時間だから、 900時間ソーシャルワークについて 語ってきた。本業を差し置いて、私 にとって一番長く続いている職場に なったのは皮肉な話。今回、2期生 の髙橋先生と対談したが、ずっと2 期生には引け目を感じていた。彼ら は私よりもずっと優秀だったし、学 力においても芸大卒の私では足元に も及ばない。1年目は勢いで乗り切 ったが、2年目はいろいろボロが出 た。彼らはそれを見抜いていたと思 う。継続して専門書を読み、理論と 実践を往復し、月1回の事例検討会 を積み重ね、10年経ってようやく自 分の言葉でソーシャルワークを語っ ている。

 

 

🎬ソーシャルワークの本質とは何か。 『怪物』の脚本家坂本裕二は「視え ていないというのが出発点だった」 と書いている。視えている事象を論 じても意味がない。視えない視点に ついて論じるから専門家でいられる。 目の前の事象は問題であり、解決は 視えないところにある。坂本はこう も語る。「答えについて描くのでは なく、問いについて描くのがもの作 りの原点」。ホリス(Hollis,F)は 「ソーシャルワークは科学でありア ートだ」と言った。

 

 

私はワーカーでありながら、クリ エイターであることを望んでいる。 この10年はとてもクリエイティブな 時間だったから続いている。🎥

 

 

 

 

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